道産子による『北海道遺産』紹介サイト♪

北海道遺産/札幌市時計塔&札幌農学校

【北海道遺産】

「北海道遺産は」北海道の豊かな自然、北海道に生きてきた人々の歴史や文化、生活、産業など、各分野から道民参加によって選ばれます。次の世代へ引き継ぎたい有形・無形の財産の中から、北海道民全体の宝物として選ばれたのが「北海道遺産」です。平成13年10月22日に第1回選定分25件が、平成16年10月22日に第2回選定分27件が決定・公表され、総計52件の北海道遺産が誕生しています。

【北海道遺産構想】

多くの北海道遺産には、北海道遺産に深く関わりながら活動する「担い手」の市民が存在し、官主導ではない『北海道遺産構想』の象徴となっています。北海道遺産を活用することで、北海道民自身によって北海道に新たな活力を生み出す町おこし運動を北海道遺産構想と呼びます。北海道遺産は手を触れずに眺めるだけのものではなく、地域の中で活用しながら人づくりや地域づくり、観光促進をはじめとする経済の活性化につなげていくことこそが、この構想の最大の狙いでもあります。

『北海道遺産構想推進協議会』は北海道遺産構想を推進するために設置された民間主体の機関です。

【北海道遺産構想の狙い】
  • 地域の宝物を掘り起こし、育成・活用する過程で地域づくりや人づくりを展開する
  • 自分が暮らすまちや地域への愛着と誇りを醸成する
  • 観光の促進をはじめ、地域経済の活性化へとつなげる

【北海道遺産の第1回選定分】

2001年10月22日に公表された北海道遺産の第1回選定分を一覧にしてみました。ここから、よりすぐりの【北海道遺産】をピックアップしてご紹介していきます。

  • 摩周湖稚内港北防波堤ドーム - 稚内市
  • 留萌のニシン街道(佐賀番屋、旧花田家番屋、岡田屋と生活文化) - 留萌地域
  • 増毛の歴史的建造群(駅前の歴史的建造群と増毛小学校) - 増毛町
  • 空知の炭鉱関連施設と生活文化 - 空知地域
  • 石狩川 - 流域48市町村
  • 北海道大学 札幌農学校第2農場 - 札幌市
  • 小樽みなとと防波堤 - 小樽市
  • 京極のふきだし湧水 - 京極町
  • 昭和新山国際雪合戦大会 - 壮瞥町
  • 内浦湾沿岸の縄文文化遺跡群 - 南茅部町(現函館市)
  • 姥神大神宮渡御祭と江差追分 - 江差町
  • 上ノ国の中世の館(たて) - 上ノ国町
  • 福山(松前)城と寺町 - 松前町
  • 函館山と砲台跡 - 函館市
  • 路面電車 - 函館市、札幌市
  • 螺湾(らわん)ブキ - 足寄町
  • 旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群 - 上士幌町
  • 霧多布湿原 - 浜中町
  • 摩周湖 - 弟子屈町
  • 根釧台地の格子状防風林 - 中標津町
  • ワッカ/小清水原生花園 - 常呂町(現北見市)、小清水町
  • ピアソン記念館 - 北見市
  • アイヌ語地名
  • アイヌ文様
  • 北海道のラーメン

【北海道遺産の第2回選定分】

2004年10月22日に公表された北海道遺産の第2回選定分を一覧にしてみました。ここから、よりすぐりの【北海道遺産】をピックアップしてご紹介していきます。

  • ばんえい競馬旭橋 - 旭川市
  • 雨竜沼湿原 - 雨竜町
  • 江別のれんが - 江別市
  • 開拓使時代の洋風建築(時計台、豊平館、清華亭) - 札幌市
  • 札幌苗穂地区の工場・記念館群 - 札幌市
  • 函館西部地区の街並み - 函館市
  • 五稜郭と箱館戦争の遺構 - 函館市
  • 静内二十間道路の桜並木 - 新ひだか町
  • 積丹半島と神威岬 - 積丹半島
  • 森林鉄道蒸気機関車「雨宮21号」 - 丸瀬布町(現遠軽町)
  • スキーとニセコ連峰 - ニセコ地域
  • 宗谷丘陵の周氷河地形 - 稚内市
  • 土の博物館「土の館」 - 上富良野町
  • ニッカウヰスキー余市蒸溜所 - 余市町
  • 野付半島と打瀬舟 - 別海町、標津町
  • 登別温泉地獄谷 - 登別市
  • 北限のブナ林 - 黒松内町
  • 北海幹線用水路 - 空知地方
  • モール温泉 - 音更町、幕別町
  • オホーツク沿岸の古代遺跡群 - 網走地方
  • 流氷とガリンコ号 - 紋別市
  • 天塩川 - 流域13市町村
  • アイヌ口承文芸
  • 屯田兵村と兵屋
  • サケの文化 - 北海道各地
  • ジンギスカン
  • 北海道の馬文化(ばんえい競走、日高地方が主産地のサラブレッド)

【北海道遺産/札幌市時計台】

札幌市時計台は、「北海道遺産」だけでは無く『国の重要文化財』に指定されています。正式名称「旧札幌農学校演武場(きゅうさっぽろのうがっこうえんぶじょう)」ですが、一般的には「札幌時計台(さっぽろとけいだい)」と呼ばれ、地元の札幌の人は「時計台」と呼びます。北海道大学の前身である札幌農学校の演武場として明治11(1878)年10月に建設されました。演武場は生徒の兵式訓練や心身鍛錬の場であるとともに、入学式、卒業式など農学校の中央講堂として使用されました。

【札幌市時計台は日本最古の塔時計】

札幌市時計台は、現存している塔時計としては、日本で最も古いものです。時計塔の4面に文字盤を持つ大時計はボストン市ハワード社製で、動力におもりを利用した機械式塔時計。明治14(1881)年8月演武場の建物に時計塔をつくり直して設置され、現在も当時の姿のままで動いています。そればかりでなく、歯車などの主要な部品を交換することなく、現役で時を刻み続けている時計は、極めて珍しいといわれています。その陰には昭和初期から親子2代にわたって時計機械の保守点検を続けていた市内時計店の方の尽力があります。また、毎年多くの人々の奉仕活動が行われています。市民の愛着が時計台を支え、鐘の音を守り続けてきました。

【札幌市時計台の鐘と建物】

札幌市時計台は、澄んだ音色を特徴とする鐘は東京の工部省赤羽工作分局で製作されたといわれているそうです。札幌市時計台は、初代教頭W.S.クラークが構想し、2代目教頭W.ホイラーが基本プランを作成、開拓使建築技術者の安達喜幸が設計・監督したものです。開拓期のアメリカ中・西部で流行したバルーンフレームと呼ばれる木造建築様式を取り入れています。

【札幌市時計台の歴史】

  • 1878年 - 10月16日札幌農学校演武場として時計台完成。
  • 1879年 - 札幌本庁が焼失による1月20日時計台が仮本庁舎として事務取扱いを開始。7月新しい時計塔を作り、ハワード社の時計機械を設置する。
  • 1881年 - 鐘楼に時計を設置。
  • 1898年 - 有島武郎の『星座』に大時計の鐘の音が描かれる。
  • 1903年 - 札幌農学校が現在の北海道大学所在地に移転。
  • 1906年 - 札幌区に移管となり現在地に移転する。
  • 1907年 - 5月10日札幌に大火が発生し郵便局が焼失、演武場が仮郵便局及び電信局に使用される。
  • 1918年 - 北海道教育会が解散し、図書館は札幌区教育会に引き継がれる。
  • 1911年 - 図書館として開放(~1966年)。
  • 1922年 - 高階哲夫が『時計台の鐘』を作詞作曲。
  • 1926年 - 所有が札幌市に移転。
  • 1933年 - 6月から8月大修理が行われる。井上清氏時計機械保守奉仕を開始。
  • 1970年 - 国の重要文化財に指定。
  • 1995年 - 大規模な修復工事施工。
  • 1996年 - 7月1日環境庁、「日本の音風景百選」に認定される。
  • 1998年 - 9月30日に45か月間の保存修理事業(耐震補強工事を含む。)を修了。10月1日時計台オープンとともに、時計台創建120年記念。
  • 2009年8月 - 機械遺産32番に認定。

【北海道遺産/札幌農学校】

札幌農学校と聞いてピンとくる貴方は間違いなく札幌出身か、北海道大学出身者でしょう。札幌農学校は、北海道大学農学部の前身。北海道大学は、国公立大学では日本一キャンパスが広く、そして、約130年という日本一古い歩みを持ちます。通称北大(ほくだい)は、道内トップクラスの大学で、道内では 東大や京大よりも身近で進学先として人気があります。初代教頭はウイリアム・S・クラーク博士で、学生のみならず開拓時代の北海道に大きな影響を与えました。

【札幌農学校あれこれ】

札幌農学校は、アメリカからクラーク博士ら3教授を招聘しました。「フロンティア精神」「国際性の涵養」「全人教育」「実学の重視」の4つの教育理念のもと、多くの優れた人材を世に送り出しました。同じく「北海道遺産」である観光スポットとして有名な『札幌市時計台』はこの札幌農学校の演武場として建てられたものです。

【農業と札幌農学校】

今や商都のイメージの札幌市ですが、北海道開拓期を支えた重要な産業は農業でした。それには『少年よ 大志を抱け』で有名なクラーク博士が初代教頭を務めた【札幌農学校(現北海道大学)】の存在が大きく寄与しています。酪農をはじめとする農業を開拓のモデルと据え、海外より多くの作物、家畜、技術を導入して試行、適したものを選別・改良するなど寒冷地農業の技術拠点として日本の食糧基地となった北海道農業の発展に大きく貢献して来ました。このように札幌が農業との関わりが深かった証拠に、今でもサイロや石倉の野菜倉庫などが残る風景に市内あちこちで出会います。都心部に暮らしていると「農」との関わりが希薄になりがちですが、日本有数の大都市となった札幌、この発展のベースには農業の存在があった事を忘れる事なく農業の問題にも関心をもちたいものですね。

【クッキー「札幌農学校」】

北海道大学では、教育研究成果の普及・活用や広報活動の一環として「北海道大学の名称」及び「商標」を使用した北大関連商品の販売をはじめました。その第一弾が「札幌農学校」です。札幌市の洋菓子店、きのとやが製造・販売しているクッキーです。「札幌農学校」は北海道産のミルクをたっぷり使用したクッキーであることから、北海道大学の前身である札幌農学校をイメージして名づけられたとのことです。北大と「きのとや」が協力して開発したこのクッキー。順調に売り上げを伸ばしています。ミルクの味をしっかり味わえる、北海道らしさが人気です。

【クッキー札幌農学校の購入】

クッキー札幌農学校は、北大交流プラザ「エルムの森」、北大生協・洋菓子きのとや各店舗で購入できます。

  • 12枚入り 525円
  • 24枚入り1,050円
  • 48枚入り2,100円